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英語で一昨日、昨日、今日、明日、明後日と言うなら?

2011年01月30日 21:18

単純に答えを言ってしまうのなら、英語では下記のような言い方があります。

 明後日(あさって)  the day after tomorrow(同タイトルの映画もありました)
 明日  tomorrow
 今日  today
 昨日  yesterday
 一昨日  the day before yesterday

この要領でいくと、明々後日(しあさって)や一昨昨日(さきおととい)は何て言うのか、予想がつく人もいるかもしれません。
明後日が『明日の後の日』なのなら明々後日は、明日tomorrowを基準にすればその二日後ということでtwo days after tomorrow。
一昨昨日も同様に、昨日yesterdayを基準にして考えるならtwo days before yesterdayとなります。

さて、これを読んでいる方の中に一昨昨日や明々後日を使う人はいますか?私の感覚では一昨昨日よりも明々後日の方が使われる頻度が多い気がします。

英語ではtwo days after tomorrowにしろtwo days before yesterdayにしろ、普通の会話で使われるのを、私は聞いたことがありません。『明日の二日後』やら『昨日の二日前』やら、何やらなぞかけのように聞こえてきます。

ここで考えたいのは、この言い方はそれぞれ明日や昨日を基準にしている点で、日常会話を交わしている場合は『今日』を中心に考えているのが普通ではないでしょうか。 そうなると、two days before yesterdayはthree days before todayとなるわけで、それなら単純にthree days ago、a couple of days agoなどと言いたくなります。そして確かに、これなら耳にする頻度もぐんと増えるはずです。

同じように、two days after tomorrowならin three daysや、in a couple of days、またはもしかしたら具体的に曜日をいれてon ___dayと言うかもしれません。

そうすると、最初の方に当たり前のように載せたthe day after tomorrowやthe day before yesterdayもin two days/in a couple of days、two days ago/a couple of days agoと言う人が、『今日』を基準としている会話中では多くなるかもしれません。

もちろん、誰かお客様が来る、何か大切な予定があるなど、いつなのかをしっかり明確に示す必要がある話題ではa couple of days ago/in a couple of daysではなく、より具体的なthe day before yesterday/the day after tomorrowが使われるでしょう。

ここからは言葉遊びですが、"tomorrow"や"today"と言うのを全て『昨日』を基準としていたら、 "tomorrow" = "two days after yesterday"、また "today" = "the day after yesterday" となりますね…。

私の好きなSouth ParkのエピソードのタイトルにTwo Days Before The Day After Tomorrowというのがあります。これはつまりいつを指すことになるでしょう? 更にこのエピソードのコメンタリーでクリエイターのトレイ・パーカー氏、マット・ストーン氏が、「『The Day After Tomorrow』と同じに日に封切になるように映画を作って"The Day After Day After Tomorrow"としようっていう冗談をよく言ってたよ」というようなことも。

こちら言う間でもなくthe day after tomorrowを基準にしてのこと。さて、いつを指すでしょう?